愛猫がずっとついてまわる、姿が見えないと鳴いて探す。
とっても可愛いし、私も猫のことが大ー好き!
でも家の猫、なんか鳴きすぎ?依存しすぎ?
そう思ったら、もしかするとそれは分離不安症かもしれません。
- 常につきまとい、トイレやお風呂等にもついてこようとする
- 姿が見えないと、大きな声で鳴いて探している
- 姿が見えないと、うろうろと落ち着きがない
- 外出時や帰宅時に、大きな声で鳴く
今回は愛猫ういちゃんが、子猫の頃に「分離不安症」でトイレにまでついて回り、沢山鳴くようになってしまった時のお話です。
主な症状や原因、鳴いたり粗相等の問題行動の対策など、分離不安症について詳しくまとめています。
ま、めで子さんのことも、わたくしのういちゃんは嫌いではなさそうですけど?
ねえ?うーいちゅああああ~ん~。
【もくじ】タップできるよ!
分離不安症ってなに?犬だけじゃない、猫もなるよ
読んで字のごとく「飼い主から離れたときに、不安を感じること」です。
不安を感じることにより、様々な問題行動を起すことがあります。
一昔前は分離不安症は犬の病気で、群れを作らず単独で行動する猫は、ならない病気だと言われていました。
最近では完全室内飼いで、去勢、避妊手術を受け、飼い主と密接な関係を築くようになったことから、問題行動を起こしてしまう猫が増えています。
ずっとついて歩きまわるストーキング猫・・・我が家の猫は分離不安症?
生後2ヶ月の子猫は、夫のことを「お母さん」と認識したよう
愛猫のういちゃんを我が家にお迎えしたのは、推定生後2ヶ月頃のこと。
野良猫だったういちゃんですが、あっという間に我が家に馴染み、特に夫のめで夫のことは、お母さんとして認識しているように見えました。
マンガ ういちゃんとめで夫 愛の日々
もちろん夫も、ういちゃんのことが大好きです。
2人は相思相愛、大変仲良くしていました。
しかし次第にういちゃんのストーキングが、エスカレートしていくのです。
問題行動こそないものの、常にニコイチ状態の二人
我が家にういちゃんをお迎えし、約1ヶ月後のこと。
ういちゃんはめで夫のことを、常に探し回っている様子でした。
そして段々と、姿が見えないと大きな声で鳴いて、アピールするようになってしまったのです。
症状は?こんな時は分離不安症かも、チェックリスト
分離不安症チェックリスト
- 常につきまとい、トイレやお風呂等にもついてこようとする
- 姿が見えないと、大きな声で鳴いて探している
- 姿が見えないと、うろうろと落ち着きがない
- 外出時や帰宅時に、大きな声で鳴く
他にもこんな問題行動を、起こすことがあります。
- トイレではないところで粗相したり、マーキングする
- 執拗にグルーミングを行い、ハゲてしまった
- 食欲がなく、元気がない
- 物を壊したり、留守中にイタズラするようになった
上記は他の病気が原因の場合も。
気になるときは、早めに動物病院で相談しましょう。
顔が見えないと、不安げにしつこく鳴くように
常に付いてまわり、姿が見えないとアピール、そして今度は外出時や帰宅時にも激しく泣くようになってしまったういちゃん。
そこで我が家ではその他の問題行動がないうちに、分離不安症を治そうということになりました。
猫の分離不安症は、心の病気。まずは原因を理解しよう!
子猫の親離れは3~4ヶ月頃、まだ親が恋しい時期だった
夫を「お母さん」と認識したういちゃんは、どうやらまだお母さんと離れるのは不安でいっぱいだったようです。
人への依存心が強すぎるのが、分離不安症の1番の原因
普段から常に人に構われている猫は、人がいなくなるとどうしたら良いかわからず、不安になり強くストレスを感じます。
そのため構ってもらおうと問題行動を起こしたり、不安を和らげようとグルーミングをしすぎて、ハゲを作ってしまったりします。
こうなる前に、猫らしい自立心を持たせましょう。
だって可愛いんですもの。ねぇういちゅわ~ん。
特にこんな猫は、分離不安になりやすい
- 1匹で留守番という状況に、まだ慣れていない
- 子猫の頃から飼っている
- 早くから母猫から離れた
- 飼い主の在宅時は、良く構われている
- 引越しや、家族の増減で突然環境が変わった
- 高齢や病気などで、他にも不安に感じることがある
分離不安症の対策は?分離不安の猫には、構いすぎないのがコツ
鳴いても要求には答えないで、落ち着くのを待とう
鳴く→構う→要求が通る
と認識して、さらに鳴くようになってしまいます。
「粗相で怒る=構ってもらえる」と思わせないように
見つけても大きな声を出したりせず、冷静に対処しましょう。
怒られても後からでは理解ができないので、怒らないようにしましょう。
外出、帰宅はこっそりと。帰ってきてもすぐに構わない
外出する時はつい声をかけたり、撫でたりしたくなりますよね。
しかし分離不安症の猫は、よけいに飼い主がいなくなることを不安に感じます。
帰宅したときに、猫が構って欲しくて近寄ってきても、すぐに撫でたり構ったりするのは良くありません。
猫が要求するままに撫でたり遊んだりすると、飼い主に依存し要求がエスカレートしてしまいます。
落ち着いてから飼い主のタイミングでコミュニケーションを取りましょう。
スリスリして「おかえり~」されたら、ナデナデしたくなるでしょー。
でも可愛いういちゃんのためですからね。
1人の時間も大事、留守番に慣れさせる
長時間の留守番は、逆効果になってしまう可能性も。
徐々に時間を延ばして、帰ったらおやつでごほうびをあげてみましょう。
留守番=寂しい、不安、という状態から、
留守番=おやつがもらえる=嬉しい、いいこと
と理解してくれるように繰り返しましょう。
お留守番中は、飼い主の臭いがする物があると安心
ういちゃん、良い子で待っていてね。
ストレスの解消と、不安のない、リラックスできる環境も大事
おもちゃで遊ぶ時間を決めて、思う存分構ってあげよう
おもちゃで遊ぶ時間を決めて、しっかり構ってあげることで、それ以外の時間の「構って~!」を減らすことができます。
猫のストレスが減ることで、粗相やムダ咬みが減ることも。
爪とぎはストレス解消にも効果的
爪とぎは爪のケアだけを理由に行うのではなく、リラックスや気分転換としても行います。
リラックスできる、猫のテリトリーを確保する
キャットタワーや猫用ベッドを配置する
フェリウェイは、猫の粗相やストレスを軽減してくれる
フェリウェイは、猫のフェイシャルフェロモンF3類縁化合物配合です。
アロマオイルのようにフェリウェイを焚くことによって、猫に安心感を与え、落ち着かせる効果があると考えられています。
ケージをテリトリーとし、粗相がひどい場合、お留守番は中でしてもらう
かわいさのあまりべったりしすぎていると、より不安が増すことも。
飼い主の在宅/不在に関係なく、1日数時間はケージの中で過ごさせるようにして、ふだんから意識して距離をとるのも良いでしょう。
トイレが置ける、大きめの3段のケージがおすすめです。
外出しても大丈夫!落ち着いて自立した猫を目指せ
ういちゃんの場合は、2週間でしつこいムダ鳴きはしなくなった
夫の外出時には不安そうな様子をしていましたが、大声で鳴いて探したりアピールしたりは、しなくなりました。
そして1ヶ月が過ぎた頃には、大分落ち着いた
段々と夫の姿が見えなくても、探さないようになっていき、不安げな様子を見せることはなくなりました。
いないことに気づいても、鳴かずに短パンの上で待っていたわ。
「外出しても帰ってくる。ここは安心だし安全」そう理解してくれた?
2020年で4歳のういちゃんは、必要以上に鳴くことのない、大人の猫になりました。
「飼い主は外出するけどちゃんと戻ってくる。」としっかり覚えてもらって、自立した不安のない生活を送れると良いですよね。
最近なんだか良く鳴くな・・・という方は猫が鳴く原因を探れ!我が家の猫が鳴く理由一体何で鳴いているの?をご覧下さい。
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