「良く見かける顔見知りのあの野良猫、保護してあげたいけど・・・。」
そう思ってもなかなか保護することが出来ないのは、やはり不安なことが沢山あるからですよね。
特に現実問題として気になるのは、
「実際に猫にかかるお金」
ではないでしょうか。特に野良猫の場合はペットショップで購入した猫とは違い、誰かが教えてくれたりするわけではないので、不安になりますよね。
そこで今回は、初期費用としてかかるお金を、全てまとめてみました。
- 初回の病院代
- ワクチン代
- 避妊手術代
- 猫グッズ一式の金額
猫グッズは金額と「野良猫へのおすすめポイント」も書き出しています。
愛猫の元野良猫ういちゃんを2ヶ月で家にお迎えした時の、実際の金額も書いています。
現在野良猫を保護したいor保護したけど、どれぐらいお金がかかるか不安!もしくはすでに保護したよ!という方は、ぜひご覧下さい。
【もくじ】タップできるよ!
初回の費用はそこまでビビる金額ではない・拾った猫はまず病院へ
たとえば急に野良猫を保護することになって、病院へ連れて行く場合。
今まで全く動物を飼ったことがなければ、初回の動物病院のハードルはとても高く感じるのではないでしょうか。
初回の病院代の目安は2万円
- 初診料:1,000円~2,000円
- 基本の身体検査:2,000円~3,000円
- ノミ・ダニ駆除:2,000円程度
- 寄生虫検査:1,000円~2,000円
- 血液検査:3,000円~6,000円
- ウイルス(猫エイズ・猫白血病)検査:3,000円~6,000円
- 3種ワクチン・5種ワクチン:3種(3,000円~5,000円)・5種(5,000円~8,000円)
動物病院は自由診療なので、かなり金額に差がありますが、しっかり体中検査してもらっても2万円ほどで済みそうです。
子猫の場合は後日検査になることも
基本の身体検査、ノミダニ駆除、寄生虫検査以外の検査は、動物病院の方針によっては後日、もしくは生後6ヶ月を過ぎてからになるかもしれません。
生後2ヶ月で保護した我が家の猫も、ワクチンは次回以降。ということになりました。
血液・ウイルス検査は生後6ヶ月を過ぎてから。という話でしたが、ものすごい勢いでういちゃんが威嚇したことと、単頭飼いなこともあり結局保留になりました。
我が家が初回の病院代としてお支払いした金額は4,500円
- 初診料:
2,000円:お友達紹介サービスで無料:0円 - 基本の身体検査:2,000円
- 白癬菌(水虫)検査:2,000円
- 薬用シャンプー代:500円
- 爪切り:サービス
寄生虫検査は基本検査に含まれており、ノミダニ駆除は先に保護した方が動物病院で購入したフロントラインをやってくれていたので、かなりお安くすみました。
でも可愛いういちゃんが水虫、なんて耐えられませんからっ!
野良猫はその後も続けて病院のお世話になることが多い
というのも、寄生虫などは1度の検査では見つからない場合もあるため、複数回病院へ来てね。と指示される事が多いからです。
- ノミダニの退治にかかった金額:0円
- 白癬菌の治療費:検査2,000円・シャンプー500円:2,500円
- 寄生虫(回虫)治療費:2,000円
初回の病院代と合わせても6,500円で済んだのは、健康状態が良く、怪我や病気と言うほどの病気を持っていなかったから。
ただぱっと見は健康そのものでも、野良猫は必ず病院が必要なんだなぁ。と思わされた出来事でもありました。
生後3ヶ月・ワクチン接種の金額は2回分で10,000円
- 単頭飼い
- 完全室内飼い
- 通っている動物病院が3種混合をおすすめ
ということで、3種混合5,000円を2回分、合計10,000円の出費になりました。
生後6ヶ月で避妊手術・全て込みの金額で36,000円
不安なら、HPで調べたり、電話で聞いておくのもおすすめです。
- 2泊3日・宿泊費
- 避妊手術代
- 抜糸代
入院日数が長い分、他より少しお高めな印象です。
野良猫をお迎えするまでに揃えておきたい物は?合計金額は30,818円
猫をお迎えする前に揃えておければいいですが、急に野良猫を保護することになった!という場合もあるかと思います。
- キャットフード:2,950円
- 猫用食器(フード・水入れ):3,078円
- 猫用トイレ:3,073円
- キャリーバック:3,664円
- 猫用ベッド:3,180円
- ケージ:14,873円
※2020年5月・アマゾン楽天調べ
当時購入した物とは少し違うのですが、もう売っていない物や、失敗した!という物もあるので、現在おすすめの物とその金額を書き出しています。
おすすめキャットフードは2Kgで2,950円
キャットフードは使っている素材やこだわり、添加物の有無等でお値段もピンきりです。
おすすめのニュートロのフードは、リーズナブルで種類も多く、食いつきの評判も上々です。
もっとお値段の高い、安全や素材にこだわったキャットフードもたくさんあるのですが、そちらは猫の好みがわかってきてから試すことをおすすめします。
最近はこだわりフードも試してみてるよ!
もっと安いのじゃだめ?
やはり一定の品質を求めるのなら、ある程度の値段の物を購入すべきだと思います。
ただ食べ物は、ある程度素材が値段に直結しますからね。
今後キャットフードを勉強した時、後悔のない物を選びたい
猫用食器のおすすめはフードとウォーターボール合わせて約3,078円
ひげが当たらないよう大きめで、食べているうちに動いたりしない、重みのあるものをおすすめします。
高さのある足つきの物のほうが、自然な姿勢で楽に食事が出来ます。
おすすめの食器はお安く、見た目も◎なのでお気に入りです。
猫用トイレのおすすめはチップとシート込みで3,073円
ランニングコストとして、毎月約1,000円の出費になります。
我が家の場合はシステムトイレ・チップですんなりトイレを覚えてくれましたが、野良生活が長い猫の場合は使ってくれないこともあるかもしれません。
トイレに敷く素材は土や砂の感触に近い、小さい物だと野良時代のトイレに近く、違和感が少ないでしょう。
- トイレの大きさが小さいor大きすぎる
- ドームタイプで、覆われているのが嫌
- オープンタイプで、隠れられないのが落ち着かない
- トイレが跨ぎにくい、入りにくい
- 砂の素材や大きさが気に入らない
- トイレの置いてある場所が気に食わない
おすすめのキャリーバックは3,664円
- 中で暴れても壊れない
- 中で粗相してしまっても、丸洗いできる
- ノミダニ退治も洗えるので楽
- さらに上部が開く物だと、猫を出し入れしやすい
ちなみにこちらのバックは、オプションでショルダーベルトをつけることができてとても便利です。
馬鹿だったよ・・・。リッチェルにしとけばよかった!
猫ベッドはとりあえず安物の箱・もしくはダンボールで代用
まずはダニノミの駆除が終わり、シャンプーを済ませてから猫用のベットを使うのがおすすめです。
アマゾンで調べたら、この茶色だけやたらに高かったけど、楽天で調べたら3,180円でした。
しっかりした3段ケージは14,873円
保護した猫の状態や、性格にもよりますが、家に慣れるまで自分のテリトリーから出たがらない子もいます。
家を長時間空ける時のお留守番や、先住猫がいる場合もケージは必須アイテムです。
- ダニノミを家に撒き散らさないように
- トイレ・爪とぎをしっかり使ってもらえるように
- 脱走や家の中での事故を防ぐため
すぐにお部屋だと、後がすごく大変ですよ~。
ずっと見てられるから大丈夫、猫も落ち着いているからお部屋で平気そう。という場合でも、ケージは用意しておいたほうが安心です。
- 怪我や病気で、安静にしていて欲しいとき
- 急な来客のとき
- お部屋に触られたくない物があるとき
- 緊急時の避難用
ほとんど子供のおもちゃと化してるけど、使うときは急に訪れたりしますからのぅ。
SとMサイズはシートベルトで固定して、ドライブボックスとしても使えて便利です。
用途に合わせて大きさは選んでね。
後で用意でも大丈夫・でもお迎え後早めに買いたい猫グッズは14,859円
ブラシや爪切りは絶対に必要ですが、野良猫の場合はそう簡単に爪切りやブラッシングはさせてくれない場合があります。
- 爪とぎ:1,136円
- コロコロ:728円
- キャットタワー:7,256円
- 猫用ブラシ:3,809円
- 猫用爪切り:1,930円
便利な物は沢山ありますが、まずは必要な物から徐々に、がおすすめです。
爪とぎはお安めの物から試して好みを把握すべし
- 麻縄
- 紙
- 木(板)
- 布
ういちゃんは布がお気に入りの様子。
コロコロがないとすぐ毛だらけに
ないと結構毛だらけ。猫灰だらけ。あっても毛だらけですけどね。
キャットタワーもケージから出れるなら早めに用意したい
キャットタワーは遊ぶ場所としてだけではなく、リラックスしたり、テリトリーを見回す為に、猫にとって非常に重要な場所です。
ムギはこの空間が大のお気に入り。
猫用ブラシはファーミネーターがおすすめです
が、最初はものすごく嫌がられました。
猫の爪切りは廣田工具製作所で決まり!1,930円以上の価値がある
野良猫を飼うのに必要な金額の目安は、多く見積もって10万円
病院代はあくまでも目安なので、金額にかなり差はありますが、
安く見積もって75,677円、多く見積もって106,677円が必要です!