猫を飼いたい!
そう思ったときに、すぐに飼いはじめよう!とならないのは、やはりデメリットが気になるからではないでしょうか。
そこでこの記事では、猫を飼い始めて4年経つ我が家で、実際に感じたデメリットをお伝えしたいと思います。
特に今まで猫を飼ったことがない方は、猫を飼い始めてから
「こんなはずじゃなかった!猫なんて飼うんじゃなかった!」
「猫の世話に疲れちゃった・・・。もう手放してしまいたい。」
こんな風に、猫を飼ったことを後悔するんじゃないかな?と不安になりますよね。
生き物を愛し、愛猫のういちゃんを溺愛するめで夫です。
そんな猫が大好きな私達が考える、
「猫を飼うことのデメリット」
猫を飼いはじめてから後悔しないためにも、ぜひご覧下さい。
【もくじ】タップできるよ!
猫って手がかかる?お世話は大変?365日お休みできない仕事になる
まずは朗報、成猫の普段のお世話に関しては、飼い始める前に考えていたほど手のかかるものではありませんでした。
ただ、猫のトイレやベッドなどは、定期的にしっかりお掃除してあげる必要があります。
そして最低でも年に1度は、動物病院で健康診断とワクチンの接種が必要になってきます。
とかじゃなければ、そんなに辛く感じたりはしないはず。
子猫や老猫、病気の猫の場合は人間の赤子同然!手がかかることも
まだ自分で食事の出来ない、離乳前の子猫であれば、毎食食事を与える必要がありますし、危険なことがわからない子猫は、ほうってはおけません。
我が家の飼い猫ういちゃんも、生後2ヶ月だった最初の約1ヶ月程は外出を控え、出来るだけ家で一緒に過ごしていました。
年老いて毛づくろいやトイレなどが上手にできなくなってしまった場合も、付き添ってサポートしてあげたり、掃除や片づけをする必要があります。
365日毎日お世話を続けることができるか
大した手間ではなくても、365日休まず続けるのって辛い・・・。そう思うときがありますよね。
でも猫は、私達が用意してあげなえればご飯を食べられないし、掃除しなければトイレも使ってくれません。
- 風邪をひいた!体調が悪いとき
- 今日は何もしたくない!やる気が出ないとき
- 地球なんか爆発しちゃえ!欝な気分のとき
- 寝坊しちゃった!朝時間がないとき
- もう一歩も動けない・・・。疲れているとき
- ちょっと待ってよ~!赤ちゃん・子供の世話が大変なとき
さっき寝たばっかりなのに、朝起きてキャットフードも相当しんどかった。
ご飯をあげたり、可愛いういちゃんが寂しい思いをしないよう、私は優先的に面倒を見ていました。
猫も人間も生きているだけでお金がかかります
世知辛い世の中ですよね。猫に税金や年金は発生しませんが、毎月のご飯代やトイレ代はずっとかかり続けます。
その価値はプライスレス!
毎月かかるお金は安ければ4000円程度
- ご飯&おやつ:キャットフードと1日1回のおやつ:3000円
- トイレの備品:システムトイレ(マットとチップ):1000円
- 爪とぎ代:お安めの物を2ヶ月に1度交換:500円
- おもちゃ代:予算はピンきり、安いものなら:500円
高く感じるか、安く感じるかはその人次第かな。
年間の出費はワクチン代と合わせて約54.000円
- 毎月の生活費:4000×12:48.000円
- ワクチン代:5000~7000円:6.000円で計算
これを見ると、結構お金がかかるんだなぁ、と思うはず。
もっと節約・お安く猫を飼うこともできるけど
たとえばキャットフードを激安の物に、システムトイレではなく安い猫砂を飼うことで、毎月のコストを減らすことはできるのですが・・・。
安いフードは病気の原因になることも
「安物買いの銭失い」という言葉があるように、結果的に出費が多くなってしまうこともあります。
やはり一定の品質を求めるのなら、ある程度の値段の物を購入すべきだと思います。
お金をとるか・便利さをとるか?一番は猫が気に入るかどうか
多少不便だったり、消臭効果が低くても、安い物がいい!というのであればコストは減らすことができます。
しかし!それはあくまでも「猫が気にいれば」の話。
繰り返し粗相されると、泣きたくなっちゃうよ!
病気でかかるお金は∞天井知らず
どんな病気にかかるか、どんな治療をするのか、どれくらいの期間がかかるか、ということで金額は大きく変わりますが、保険がきかないため治療は基本高額です。
とりあえずの目安としては、
- 去勢・避妊治療:2万円~4万円程度
- 紐・おもちゃなどの誤飲:10万円~30万円
- ガン治療:∞
いつかかるか、いくらかかるか読めないのが怖いところですが、ある程度のまとまったお金が必要になる可能性は、頭に入れておいたほうが良さそうです。
家・家具が傷つく・対策はできるけど完全には無理!新築なら発狂物かも
そのつど切るようにしていたけど、咬まなくなって油断した名残ですね。
我が家では爪とぎを置き、爪を定期的に切り、家や家具を傷つけないよう対策をたてています。
そしてあまり活発・やんちゃなタイプの猫ではない、ういちゃんでもこの有様なので、新築のお家の場合は発狂ものではないかなと思います。
むしろ追加で支払うことにならないよう、しっかり対策しましょう。
毛が付くのは服だけじゃない!猫の毛はいたるところに潜り込む
猫飼いの代表的なデメリットの毛問題。洋服だけでなく、毛は部屋中に飛ぶので、家電なんかもやられがちなんです。
掃除をサボると家電は猫の毛がかなりたまる
これは少しサボりすぎた例ですが。
埃には猫の毛がいっぱい!猫アレルギーの場合泣きをみる
今後発症しないよう、お掃除は頑張らないと。
うんち・おしっこの粗相と嘔吐は猫飼いは避けて通れない道
特に子猫から飼い始める場合は、トイレのしつけで苦労することがなくても、うんちに関する何かしらの事件が起こる可能性が高いです。
猫のうんちは天使の落し物。ガタガタ言う必要はないのです!
子猫の起こしたうんち事件
- 部屋の隅から、カリカリのカリントウ(ウンチ)が発見される
- 飼い主・人生で始めて素足でうんちを踏む
- 茶色の足跡がテンテン・・・。くさかわいい子猫の足
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
猫は吐く生き物です!コントロールは難しい
猫以外の動物を飼ったことがある人は、
「吐いちゃうのって、病気じゃないの?」
と思いますよね。しかし猫は毛づくろいの時に飲み込んだ毛が溜めると、毛玉を吐きます。
元々毛玉を吐く動物なので、それ以外に食べ過ぎてしまったり、早食いをしてしまったりすると、すぐに吐いてしまうんです。
ういちゃんのプロの私でも、完全に防ぐことはできないわ。
ちなみにういちゃんは、お迎えしてからの初ゲロは布団の上でやってくれました。
猫本体はむしろいい匂い・・・トイレは微クサ、うんちは激クサ!
動物を飼っているお宅にお邪魔すると、ムッとくる独特の匂い・・・。
経験したことがある人なら、あれだけは避けたい!そう思うのではないのでしょうか。
めで夫の言い分はさておき、実際に猫を飼ってみて、猫が臭かったことは1度もありません。
我が家の猫は、少し埃っぽいような、お日様に干したお布団のようなにおいがします。
うんちはものすごい威力のクサさ
今までハムスターしか飼ったことなかったから・・・。
したがってトイレは対策をしなければ多少臭う
空気清浄機があれば臭わない程度ではありますが、気になるようならなにかしらの対策は必要ですね。
猫は個性的・性格によっては人間が暮らしにくく感じるかも
我が家で猫を飼いはじめて1年が過ぎた頃、めで子の実家でも野良猫を保護し、ムギと名付けた猫を飼い始めることになりました。
そして実際に2匹の猫と触れ合うことになってビックリ!
猫がこんなに個性が強いなんて知らなかった!
現在3歳の猫ムギは遊び好きでかじる、ひっかく
実家に帰ると子供がひっかかれないか、心配です。
早朝に必ず起こしにくるムギとおとなしく待つういちゃん
一方我が家のういちゃんは鳴くことすら稀で、じっと飼い主が起きるまで見守ります。
なんか思ってたのと違う!と思っても性格は変えられない
思った以上にうるさく鳴いたりバタバタ走り回ることがある
これもやはり猫によるのですが、猫によってはウンチングハイで走り回ったり、興奮して夜中の大運動会を繰り広げる猫もいます。
ムギは大人になっても廊下を走り回っている
トイレ以外にも、時々興奮して走り回ります。
猫の着地は想像よりも案外うるさい
生後3~4ヶ月頃分離不安症で良く鳴いた
ういちゃんは生後4ヶ月頃、分離不安症になり、ずっと鳴きながら夫に付きまとっていました。
しかし普段は鳴かない猫でも、ストレスや病気で鳴くこともあります。
どうしても旅行に行きたいならお金を出して工夫する必要がある
自動給餌機を使ったりトイレの数を増やしたりすることで、一泊程度であれば可能かと思いますが、それでも準備に手間もお金もかかります。
必然的に、確実に旅行の回数は減ります。
長期の旅行に関しては、ペットホテルやペットシッターにお願いすることになります。
また我が家の場合は、ういちゃんを溺愛している夫に旅行は全て却下され、ういちゃんをお迎えしてから日帰りの旅行しかしていません。
ってういちゃんが言ってますから、私はお留守番します。
猫はいつかはわたしを残して、先に死んでしまう
- お世話が大変でも
- お金がかかっても
- 家や家具が傷ついても
- 毛が色んなところに沢山付いても
- うんち、おしっこ、ゲロで汚れても
- うんちが臭くても
- うるさくても
- 沢山鳴いても
本当はずっと傍にいて、そのモフモフの手を握っていたいけど。
生きとし生けるものには必ず寿命があり、お別れの時がいつかはきます。
猫を飼って後悔しないよう、沢山のデメリットを並べました。しかし猫は、
それらを全て補って余りある、癒しと安らぎ
を私達に与えてくれています。
猫を飼ってみようかな。そう思ったらぜひ「【猫の飼い方】猫を飼いたいけど…の「けど」と不安をなくす!楽しく快適に猫と暮らそう」をご覧下さい。
実家でも猫を飼っており、2匹の猫が生活の癒しです。