子猫を飼うことに決めたら、自宅にお迎えする前に、家やお部屋の準備が必要ですよね。
キャットフードや食器、トイレを購入して準備はOK・・・?
「買った食器とトイレはどこに置くべき?」
「あれ、ケージは絶対に必要なのかな?」
「掃除はしたけど、このままのお部屋で猫と人間が一緒に住める?」
この記事では、「子猫を家にお迎えする前の部屋の準備のポイント」を2人と1匹でチェックしていきます。
動物の気持ちにはちょっと詳しい、心優しきお父さん。
- 猫部屋のおすすめレイアウト
- 子猫に危険だと思った物とその対策
- 子猫と人間が、同じ部屋で生活する時の注意点
他にも、実際に子猫をお迎えした時に危険だ!と思ったことや、やっておけば良かった~と当時失敗した体験談なども書いているので、ぜひご覧下さい。
【もくじ】タップできるよ!
ケージを用意していなかったら部屋でうんちをされた失敗談
お迎え当日の話です。
「お留守番の時間はほとんどないから、ケージはいらない。」
当時はそう考えて、猫のトイレや食器を置く猫部屋を用意し、生後2ヶ月の子猫をお迎えすることにしました。
そして翌日。ご飯を食べてトイレでおしっこをしたものの、うんちをする気配がありません。
ういちゃんは猫部屋で探検したり、遊んだりと元気な様子でしたが、心配になった我々は動物病院へ連れて行くことにしました。
マンガ カリントウ
部屋の隅でうんちは済ませていた模様
動物病院へ連れて行った翌日に、カラカラに乾いたウンチが発見されました。
どうやら生後2ヶ月の子猫には、6畳の部屋でも広すぎたようで、探検中にもよおしてしまった様でした。
ケージの中でトイレを使ってからお部屋に出すことをおすすめします
お迎え当日にケージを用意しないなら、トイレでうんちをするのを見るまでは、目を離さないようにするべきでした。
難しいようなら、まずはケージの中でトイレを覚えてもらうのが良いと思います。
新品のトイレは匂いもついておらず、今まで使っていた物とも違うので、初回が肝心です。
今後子猫を長時間お留守番させる予定がある場合や、汚されたくない物がある場合、また怪我や災害に備えて、ケージは1つ用意しておくことをおすすめします。
猫部屋に危険な物を置かなければお留守番も安心
当時用意した猫部屋は、猫部屋とは名ばかりの物で、今考えると子猫に危険がいっぱいの部屋でした。
物も死角もいっぱいで、だから粗相してしまったのよ。
そこで「こんな部屋なら子猫のお留守番も大丈夫!」というお部屋作りのポイントを見ていきたいと思います。
猫部屋には家電・家具はできるだけ置かない
猫は高いところに登るのが大好き!高さのある家具に登るのも、もちろん大好きです。
じゃあ、家具があった方がいいのでは?と思うかもしれません。
子猫は登れるけど降りれないことが良くある
勇気を出してジャンプ!
運動能力が上がるまでは危険と常に隣り合わせ
生後4,5ヶ月頃まではまだまだ運動能力が低いのに、無茶をして高いところに登ったり、自ら出られないような空間に潜り込むことが良くあります。
運動能力に合わせて「この高さなら大丈夫。この家具なら絶対に倒れない。」という確認ができてから物を置くようにすると安心です。
猫のトイレや食器はどこに置くべき?おすすめ猫部屋レイアウト
キッチンに近く猫トイレに遠い場所を食事スペースに選ぶべし
食事のスペースを猫トイレから離すのは、本能的にトイレの傍で食事をすることを嫌うからです。
子猫の食事についてはこちらの記事をご覧下さい。
キャットフードや水を持ってくるのに、食事のスペースは入り口とキッチンに近いほうが便利です。
水飲みは複数設置が安心
祖先は砂漠で暮らしていたこともあり、猫はあまり水を飲みたがりません。
飲みたがるように、場所にも気を配るべし!
フードと水飲みは離すべき?
猫が野生で暮らしている場合、餌場と水場は同じ場所にはありません。
しかし・・・同じ所に置いても、普通に飲んどるがな~。
野良猫だったり、神経質な猫でない場合は、フードの近くに置いても飲んでくれることが多いようです。
ただしフードに水がかかると痛みやすくなるので、隣接するのでなく、少し離しておいたほうが良いでしょう。
水飲みは複数あると安心
複数用意しておけば、水が少なくなってしまったり、こぼしてしまった時にも使えて便利です。
トイレは部屋の奥の隅がおすすめ
- 静かで、気が散りにくい場所
- 猫のテリトリーから、遠くない場所
- 猫の食事の場所からは、衛生的に離す
- 掃除をしやすく、目の届く場所
- 気温の変化が少ない場所
トイレに集中できる静かな場所、そして飼い主が把握しやすい場所に置きましょう。
トイレのしつけについては、こちらの記事をご覧下さい。
テリトリーを見下ろせる高い場所・外が見える窓は猫のお気に入り
問題なく降りられるようになったら、キャットタワーは必須アイテムです。
毎日欠かすことなく、外の景色を眺めています。
日向ぼっこポイントがあるとさらに良し
猫ベットは季節に合わせて素材や場所、高さを変えてみよう
猫はお気に入りのポイントを見つけるのが上手ですが、さらに快適に過ごせるよう、人間のほうでもお手伝いしてあげましょう。
置く場所や高さを変えることで、季節や気温に合わせて、猫が選べるようにすると良いです。
人間と猫が一緒に過ごすなら、出入り自由で脱走が出来ない工夫を
自宅の間取りや、ご家庭の方針によっては、
「猫はどこでも出入り自由です!」
「猫部屋を用意するスペースはないよ~。」
という場合もあると思います。
また留守番のときにはケージや猫部屋で過ごしてもらうつもりでも、在宅時にはリビングやダイニングで一緒に過ごすよ。という飼い主さんもいるかと思います。
ただ猫と同じ部屋で暮らす場合は、人間が過ごしやすく、かつ猫も安心できる空間作りが必要になってきますね。
- 猫が自由に行き来できる
- 脱走は出来ない
- 猫の危険を減らす
猫が自由に行き来できるように工夫が必要
まずは猫が自由に行き来できるように、猫の通り道を確保してあげる必要があります。
- ドアストッパーでドアが閉まらないようにする
- キャットドアを設置する
- キャットウォークやキャットタワーで移動できるようにする
脱走はグッズや対策で完全に防止
猫と人間が同じ空間で過ごす場合、一番注意しなければならないのが猫の脱走です。
脱走ポイントは主に窓と玄関です。
安全に過ごすために危険な物や壊されたくない物は隠す・しまう
隠す!しまう!危険な物一覧
- ハサミやペン、尖った物
- コップや食器類等の割れ物
- フライパンなどの調理器具
- コンセントや電源コード
- 薬
- 髪ゴム
- ティッシュ
- アクセサリー
- 布や糸
- 革製品や毛皮
子猫はなんでもおもちゃにしてしまう
子猫はとても好奇心旺盛。
おもちゃでないものも、目に入れば何でもおもちゃにしてしまいます。
電源コードとコード類はまとめる
全く気にしない猫もいますが、中にはコードを咬むのが大好き!という猫もいます。
感電もとても怖いですが、体に絡んでしまったり、誤飲してしまうこともあるので、紐類は特に注意が必要です。
子猫の頃は誤飲もしがち
- 髪の毛
- おもちゃの羊毛フェルト
- ビニール
誤飲についてはこちらの記事で、詳しくまとめています
【猫の誤飲まとめ】我が家の猫達が飲みこんでしまった物とその時の対処法
特に気をつけたい家電
登りやすい高さで、倒れやすい家電は特に危険です。
- 洗濯機
- テレビ
- 扇風機
- 加湿器
- 電気ポット
棚の上の物も要注意
登ったら何か物を落としてしまう。と学習するまでは、家具に置いてある小物なども落とされたり、なぎ倒されたりするので、まとめておくかしまっておきましょう。
しかし、実家の猫ムギは物があっても構わず飛び乗ります。
我が家はムギ・ファーストです。
他にもこんな部屋が危険!子猫のうちは注意したいところが山ほどある
- お風呂場やトイレ
- 寝室
- キッチン
お嬢ちゃん、危ないでしょ~。
台所で特に気をつけたいのが、台所のコンロや、まだ熱い調理器具などです。
特に揚げ油やコンロのいたずらは命に係わるので、可能なら出入り禁止にするか、料理中はケージの中に入っていてもらいましょう。
他にも子猫に注意したいことについては、こちらの記事でまとめています。
どれだけ安全に気をつけていても、子猫の頃は常に危険と隣合わせです。
上手にケージを利用しつつ、お互いが快適に、そして安全に過ごせるお部屋を模索して下さい。
現在猫について、日々勉強中。