猫について興味のある方はご存知だとは思いますが、猫を飼いたいと思った時に、
「保護猫を飼おう!」
と思う方は、少ないのではないかなと思います。
- そもそも保護猫って、どこで探せばいいの?
- 保護猫を保護してるのって、一体誰なの?
- 保護猫の譲渡の条件って厳しいって聞くけど。
そこでこの記事では、保護猫を飼いたいと思った時の流れと、
- 保護猫の探し方
- 保護猫を探す場所
- 保護猫の譲渡の条件
- 保護猫を探す時の注意点
についてまとめています。
保護猫について興味のある方、保護猫を飼いたい方は、ぜひご覧下さい。
【もくじ】タップできるよ!
保護猫を飼いたいと思ってから飼うまでの流れ
どこから、誰から保護するのかによって、細かい流れは変わってきますが、大まかな流れはこんな感じになると思います。
どこから猫を保護するかによって流れは変わる
保健所や動物愛護センターの場合【自治体】
- 電話・または窓口で申し込み
- 譲渡条件の確認後、受付と日程の打ち合わせ
- センターで譲渡前の講習
- 候補の猫と対面
- 書面を交わして譲渡の手続き
譲渡会を行っているところもあるよ。
予約が必要な場合があるから注意してね!
猫の保護団体の場合【NPO法人や個人】
- 譲渡会に参加する
- 説明を受け、アンケート等に記入する
- 猫を決めて審査を受ける
- 自宅で1週間~2週間ほどトライアル(お試し)
- 正式に譲渡される
保護猫カフェの場合【NPO法人や一般社団法人】
- 保護猫カフェに通って飼いたい猫を決める
- 説明を受け、アンケートに記入しする
- 審査を受ける
- 自宅で1週間~2週間ほどトライアル(お試し)
- 正式に譲渡される
どこもすぐに飼い始めることはできない
保健所や動物愛護センターの場合
数週間~数ヶ月
すぐに譲渡できる猫がいなければ、保留状態になることも。
猫の保護団体の場合
1週間~2週間
譲渡会の当日にすぐに連れて帰れるわけではなく、トライアルの日程を調整して、その後自宅までお届けしてくれることが多いです。
保護猫カフェの場合
1週間~好みの子を見つけるまで
保護猫に払うお金は1万円~3万円ほど
ボランティア・非営利≠慈善団体
猫を保護して譲渡するまでにはお金が掛かります。
今後も保護活動を続けられるように、譲渡費用を支払う必要があります。
- 健康診断
- 血液検査
- 寄生虫の駆虫
- ワクチン
- 去勢・避妊
保護猫の譲渡の条件は厳しい!
というのも、里親に出した先でしっかり飼育してもらえなかったり、虐待されたり転売されたり、ということを防ぐためです。
基本的な猫を飼う条件
- 18歳or20歳以上
- 就労し安定した収入のある方
- 同居家族の同意
- 避妊去勢手術を行う
- 予防接種を行う
- 完全室内飼い
- ペット可の家
- 家族として一生飼育できる
上記に加えて誓約書への捺印や、書類での契約を必要とするところが多いです。
学生さんが飼えないのは、きっと今後の生活の変化を考えてのことね。
かなり厳しい条件のところもある
基本の飼育条件以外に関しては、各保健所や各団体によって本当に様々です。
- 一人暮らし
- 賃貸
- 同棲カップル
- 男性
- 高齢者
- 子供のいる家庭
- 長時間の留守番
- 動物の飼育暦なし
- 猫アレルギー
- 定期的な写真での確認(1ヶ月~1年おき)
- 身分証明書、住民票などの書類の確認
- 自宅訪問
これはただの例で、全てをクリアしなければいけないわけではないよ!
ただこんな場合は、どんなに他の条件が良くても厳しいかもしれません。
乳幼児のいる家庭・収入のない場合(学生)・保証人のいない高齢単身の方
条件に合わない場合は?ポイントは相性の合う保護先を見つけること
基本的に、譲渡会を行っている団体や、保健所や動物愛護センターでは、HPなどで情報を公開しています。
見つけたら連絡を取り、きちんと説明や対応をしてくれるところに決めるのもおすすめです。
厳しい条件にはメリットもある
1人暮らしの場合は、自分が重い病気にかかったら猫はどうしよう、と思っている方も少なくないと思います。
どうしても、という時の場合は相談する人がいる。というメリットに繋がります。
始めて猫を飼う場合は、危険なことや物、飼育環境を詳しく聞けるチャンスです。
譲れるところと絶対嫌なことを決めて探してみよう
とはいえ嫌な物は嫌ですし、譲りたくないこともあると思います。
自分の中でもNG項目を決めて、相性の合いそうなところや、応相談のところを探しましょう。
【保護猫の探し方】猫を保護してるのは一体だあれ?
ここまで読んでくださった方は、「いろいろな所で猫が保護されてるのはわかったけど、じゃあまずどこで探せばいいの?」と思ったのではないでしょうか?
すぐに猫を探せるのは里親掲示板サイト
インターネットさえ繋げれば、写真から今すぐに保護猫を探すことができます。
探しやすいのは里親掲示サイトで、地域やキーワードを絞り込んだり、保健所に収容されている子を探すことも出来ます。
皆これで探せばいいのでは?
個人間のやりとりはトラブルになるケースも
- 個人で引き取り先を探している人
- 個人で猫の保護活動をしている人
- ボランティア団体として猫の保護活動をしている人
- NPO法人や一般社団法人
様々な人が色々な理由で里親を探している
サイト内のみで判断せずに、HPやSNSを確認したり、連絡した時の対応や説明に問題がないか、しっかり確認するようにしましょう。
自治体(保健所や動物愛護センター)
基本的な譲渡の流れや譲渡の条件はどこも必ず確認できますが、写真などは掲載していないところも多いです。
まずは探してる地域のHPを確認して、条件を確認することから始めます。
環境省:収容動物検索情報サイト
こちらで探している地域の県や市で検索することができますし、自治体で行われている譲渡会の開催予定も確認できます。
保護団体って?NPO法人や個人の団体など色々ある
猫の保護団体、と一口に言っても実はかなり色々な団体があります。
- NPO法人
- 一般社団法人
- 個人のボランティア団体
NPO法人とは
「NPO」とは「Non-Profit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称で、様々な社会貢献活動を行い、団体の構成員に対し、収益を分配することを目的としない団体の総称です。
内閣府ホームページ「NPOのイロハ」より抜粋
両方とも超ザックリな説明だよ!
予約が必要な場合があるから注意してね!
【保護猫カフェ・動物病院】その他こんな場所で保護することもできる
保護猫カフェはメリットが多くおすすめ
まさにこの世の天国、猫の宝石箱や~。
- 自分と相性の良さそうな猫を探せる
- スタッフに性格や好みを聞ける
- 猫を飼うイメージができる
- トライアルできる
譲渡会や保健所からの譲渡の場合は、ゆっくり触れ合って決められるわけではないので、直感勝負になりがちです。
「ねことぼく」を運営しているねこちさんのブログは、都内の猫カフェをほぼ網羅しており、保護猫カフェのことも良くわかります。
動物病院・トリミングサロン
HPで公開しているところもありますし、昔ながらに張り紙をしているところもあります。
動物病院なら健康状態を見てくれているので、安心して飼い始めることができます。
保護猫を飼う選択肢も一度考えてみて
保護猫を飼うのは、少しハードルが高く感じるかもしれませんし、条件も厳しいです。
個人的には「猫を飼って幸せになったから、猫好きさん皆に猫を飼ってほしい。」そう思っているので、猫を飼うきっかけや場所は、実はどこでもいいと思っています。
違法性のあるところや、扱いの酷い所は別ですが。
けど、選択肢として「保護猫を飼う」ということを知ってもらえることで、家族のいない猫を減らすことができたらいいな、と思ってこの記事を書きました。
きっと「少し敷居が高いなぁ。良くわからないし。」と感じている方が多いはず。