今回の話は、元野良猫を保護して飼い始めるようになった我が家の、備忘録的な話です。
現在猫を飼うにあたって、
「野良猫を保護して飼いたい」
と思っている方に、一つのケースとしてご覧になっていただけたら嬉しいです。
野良猫を保護した当時「失敗した!こうしとけば良かった!」と思ったことや、注意点も詳しくまとめているので、
「野良猫を急に保護することになった!いったいどうしたら!?」
という方もぜひご覧下さい。
【もくじ】タップできるよ!
結婚当時から猫が飼いたいねという話はしていた
2016年当時、私たち夫婦は結婚して1年が経ち、生活が落ち着いた頃でした。
夫は大の動物好きで、大型動物に係わる仕事をしている飼育のプロ。そして中でも猫が大好きでした。
仕事の関係上、まとまった休みがとれることもなく、社宅では皆動物を飼っています。
そこで、なんとなく猫を飼おうか?という話は結婚した時からしていたのです。
ペットショップで猫を見ながら、お世話できるか少し不安だった
苦手といっても、友達の飼っている犬や猫は可愛いと思いますし、潔癖症で動物は嫌い!というわけではありません。ただ、
- 家に人間以外の生き物がいるイメージができなかった
- きちんとお世話ができるのか、不安だった
猫と一緒に暮らす自信がなかったんです。
この時点では、いつか飼えたらいいな。という感覚だった
ペットショップだけではなく、何箇所か保護猫カフェにも通いましたが、具体的に猫を飼うことにならなかったのは、私ではなく夫があまり気乗りしない様子だったからです。
じゃあ、良いご縁があったらだねぇ。
野良の子猫を飼わないか?という話が舞い込む
そんな話をしていた、直後の2016年の6月。
職場で野良猫が子猫を産んでしまい、しかも母猫が交通事故で死んでしまった。子猫を保護してくれる人を同僚が探しているらしい。と夫から話を持ちかけられました。
野良猫を飼うことに決めたのは、出会った瞬間に運命を感じたから
突然ですが、一目惚れってしたことありますか?
“誠の恋をするものは、みな一目で恋をする。”とはかの有名なシェイクスピアの言葉ですが、
マンガ ビビビビ美猫
夫はすでに子猫を飼う気満々だった
実は保護する前から、同僚の猫マスと一緒に母子の様子を見ていた夫は、すでに一目惚れを済ませていたそう。
「良く考えないと。」といいつつ、私の様子を見てほくそ笑んでいたわけです。
子猫を手のひらに乗せた時、絶対に一緒に暮らしたいと思った
猫と一緒に暮らす自信がない。
その考えは、暖かい子猫を手のひらに包んだ時から、吹き飛んでしまいました。
というか、本当は連れて帰ってしまいたいぐらいでした。
野良の子猫を我が家にお迎えすることに
猫を飼いたいと思っていたタイミングで、運良く野良の子猫とめぐり合えた我々は、すぐに大掃除を済ませてグッズを揃え、子猫を引き取ることにしました。
元野良の子猫は「ういちゃん」と名付けられ、我が家の家族の一員になりました。
しかし!猫を飼うのは始めて、しかも野良だったので色々と手探り状態。
野良猫を保護した時の流れ
野良猫を運ぶためのキャリーケースはハードキャリーがおすすめ
キャリーケースはソフトキャリーやリュック型キャリー等、色々なものがありますが、断然ハードキャリーをおすすめします。
- 中で暴れても壊れない
- 中で粗相してしまっても、丸洗いできる
- ノミダニ退治も洗えるので楽
- さらに上部が開く物だと、猫を出し入れしやすい
その後のダニノミ退治が大変だったわ~。
ネットもあると便利です
落ち着く色で、洗濯ネットより丈夫なのでおすすめです。
無理に入れてしまうより、中におやつをいれたり、首にスポッとかぶせると、自ら入ってきますよ。
上からタオルや新聞紙を巻けば、さらに落ち着く
キャリーケースをバスタオルや新聞紙で包んであげれば、さらに落ち着きます。
動物病院で必ず見てもらおう!健康に見えても病気を持っている可能性大
保護した猫は、できるだけ早めに病院へ連れて行きたいところです。
健康で元気に見えても、野良猫の場合は、何かしら病気や寄生虫を持っていることが多いからです。
我が家の猫の保護当時の状態は、こちらの記事にまとめています。
動物病院は早めに連れて行ければ安心できる
- 興奮して暴れている
- 人に慣れておらず、怯えている
健康状態が良く怪我などもしていない場合は、3日~1週間ほど時間を置き、人間や家に慣れてから連れて行くのも良いと思います。
こんな場合は当日か翌日までには連れて行こう
- 子猫の場合
- 体が小さく、やせ細っている
- 目やにや鼻水、よだれが出ている
- 病気や怪我で弱っている
動物病院の診察代の目安は1万円~2万円ほど
子猫なので、ワクチンなど、色々後回しでしたからね。
野良猫を保護して飼い始めるのに掛かる金額は、こちらに詳しくまとめてあります。
病院代・ワクチン代・避妊、去勢手術代・猫グッズ
合わせて約10万円が目安です。
病院で受診するまでは隔離しておこう
お部屋に解き放ってしまい・・・。
後日、徹底的に大掃除をするはめに。しかもお部屋でウンチまでされてしまいました。
特に先住猫がいる場合、接触しないようにケージを使うか、部屋を分けましょう。
その後、避妊去勢手術をしよう
獣医さんに時期を相談して、避妊去勢手術を行いましょう。
保護直後はケージ飼いがおすすめ!他にも猫グッズが必要
ノミダニを撒き散らさないようにする以外にも、ケージがあると便利です。
- トイレを覚えてもらう
- 爪とぎを覚えてもらう
- 生猫の場合スプレー行為の被害を抑える
特に人に慣れていない猫を保護した場合は、しっかりテリトリーを確保できることが、猫の安心につながります。
人と家に慣れて、病院に連れて行き、ノミダニの駆除が済んで病気の検査をしたら、お部屋に出してあげましょう。
少しの時間とりあえずならば、折りたたみできちゃう、こんなケージもおすすめです。
保護したその日に必要な猫グッズ
突然猫を保護することになった場合に、必ず揃えておきたいのはこちらです。
- キャットフード
- 猫用食器(フード・水入れ)
- 猫用トイレ
- キャリーバック
- ケージ
その後早めに揃えたい猫グッズ
- 爪とぎ
- コロコロ
- キャットタワー
- 猫用ブラシ
- 猫用爪切り
猫を飼うのにおすすめのグッズは、こちらの記事にまとめてあります。
シャンプーはいつすべき?急がずタイミングを見極めよ
野良猫は汚れているので、すぐにシャンプーをしたいところですが、猫にとっては大きなストレスになります。
その上猫が警戒してる状態だと、ものすごく大変なのは、火を見るより明らかです。
まずはシャンプーの前に、動物病院で体調を確認して、猫の様子が落ち着いてからシャンプーは行いましょう。
動物病院に聞いてみるのも手です。
動物病院内のトリミングサロン等も、可能か聞いてみるといいでしょう。
野良猫を洗うのは、猫に慣れていないと難しいかも。
ところで・・・本当にその子は野良猫?確認もしておきたい
まずは最寄りの警察や保健所で、飼い主からの迷子届けが出ていないか確認をしましょう。
SNSやHPを確認したり、ご近所さんに話を聞いてみるのも良いでしょう。
耳がカットされているのは地域猫で飼い主はいない
飼い主はいなくても、地域のボランティア団体が餌やり等、面倒を見ていたりします。
可能ならぜひ家猫に!という団体が多いと思いますが、いきなりいなくなってしまった場合は心配されてしまうかも。
保護して病院に連れて行ってやりましょう。そこで保護団体もわかるかも。
野良猫はこれで元野良猫に!
野良猫は保護するまでも大変ですし、保護した猫が成猫の場合は、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
保護した猫とあなたが、幸せな猫ライフを送れますように。