そこで今回は
本当に良い猫のブリーダー
を探すために、知っておきたいことについて書き出していきます。
知識があれば、ピッタリの素敵なブリーダさんが見つかりやすい!
【もくじ】タップできるよ!
まずは知っておきたい!ブリーダーから猫をお迎えするメリット
しっかりとした知識を持ったブリーダーに猫を譲ってもらって、安心して猫を飼い始めたいな。ブリーダを探している人は、そう思っているはず。
そう思ってブリーダーを探し始めた人もいるはず。
メリットが沢山!ペットショップでの不安を解決できる
これがブリーダーさんに、猫を譲ってもらう1番のメリット!
- その猫種の掛かりやすい病気や、注意点を教えてもらえる
- 特性や飼育方法など、プロの視点でアドバイスしてもらえる
その他にもブリーダーから猫を譲ってもらう場合、こんなメリットがあります。
- 見た目が美しく、健康な子猫をお迎えできる
- 感染症のリスクが少ない
- 親猫に会えるので、成長後がイメージしやすい
- なつきやすく、気質が良い
その他に、ペットショップで感じるこんなデメリットも、解消することが出来ます。
- 親猫に会えないので、成長後がイメージしづらい
- ブリーダーと会えない
- どんな環境で産まれて、飼育されたのかわからない
- 社会化のための大事な時期に、狭い場所に閉じ込められている
猫がコミュニケーションを学ぶための時期は、生後2週齢(14日)~9週齢(63日)が特に大切で、順応性のある時期は16週頃までと言われています。
ペットショップより親猫や兄弟猫と長く過ごせることで猫へのメリットも大きく、直接産まれた環境を確認し、親猫やブリーダーと会える事で、飼い主も沢山のメリットが得られます。
もちろん個性もあるけど、ここらへんは大きなポイントよ。
簡単気軽に見学できないのがデメリット
猫を飼うこと・飼いたい種類を決めてからでないと探せない
ペットショップであれば、すぐに猫を見に行くことが出来ますし、猫を飼いたいな~と思えば誰でも見に行き触れ合うことができます。
基本的に、購入することが前提での見学です。
まずは自分でブリーダーを探さなければいけない
インターネットがあれば、今すぐに探すこともできる・・・のですが。
ブリーダーという資格はない!?だからこそ自らの知識が大事です
猫のブリーダーと聞くと、猫のプロフェッショナル、猫に関してとても詳しい人だと思いませんか?
ハイ、過去の私です。
ブリーダを名乗るだけなら結構簡単
しかし「猫のブリーダー」を名乗るのに必要なのは、
- 第一種動物取扱業者の登録
- 動物取扱責任者の配置
この2つだけなんです。
乱暴な話ですが、動物取扱責任者になり、第一種動物取扱業者の登録を済ませれば、猫を飼ったことがなくても猫のブリーダーを名乗ることができます。
- 半年以上の実務経験or動物を学ぶ学校の卒業or資格を持っている(いずれかでOK)
- 動物取扱責任者研修の受講歴があること
- その他の事項に該当しないこと(破産NG、以前処分を受けて一定期間経過していない等)
簡単に誰でもというわけにはいきませんが、知識面に関しては条件を満たす必要はなく、試験なども存在しません。
全てのブリーダーが知識を持っているわけではない
全てのブリーダーさんが猫に詳しいわけではありません。
けどしっかりとした知識を持ち、飼育と繁殖を行っているブリーダーさんに出会いたい、そう思いますよね。
そこで信頼できるブリーダーを探すのに1番わかりやすいのは、TICAかCFAどちらかの認定を受けた、キャッテリーを探すことです。
キャッテリーって何?ブリーダーとはどう違う?
ブリーダーは聞いたことがあっても、キャッテリーはあまり馴染みのない言葉ですよね。
なので、そのままの意味で使われることもあるのが少しややこしい。
TICA・CFAいずれかに登録された一部のブリーダーがキャッテリー
- TICA(The International Cat Association)
- CFA(Cat Fanciers Association)
アメリカに拠点を置く、世界的な猫愛護団体。
キャットショー公認機関としても世界最大。
TICA・CFAで発効された血統書や、キャットショーでの入賞は、世界的に認められている。
TICA・CFAの世界的な基準をクリアした血統書付きの親猫のいるキャッテリーは、ブリーダーの中のブリーダーという立ち位置です。
ACC(アジアキャットクラブ)や、ICC(インターナショナキャットクラブ)等の、日本国内の猫登録団体が発行する血統書を持っている。
世界的な基準は満たしていないが、ACCやICCのキャットショーに出ることは出来る。
キャッテリーは純血種の特定の猫のプロ
キャッテリーの登録をして、子猫に血統書を出せるようにナンバーを親猫が取得するのには、お金と時間と正式な書類が必要です。
まずはネットでTICA・CFA登録キャッテリーを探してみよう
そんなスペシャルな血統書付きの猫、どこで探せばいいの?そう思ってしまいますが、実は一般的なブリーダーの猫と同じように探すことができます。
- ブリーダー仲介サイトで探す
- キャッテリーの個人HPを探す
キャッテリーじゃなきゃダメ?ブリーダーはダメなの?
キャッテリーが信頼できることはわかったけど、キャットショーにも国際的な血統書にも正直あんまり興味ない・・・。
普通のブリーダーさんから譲ってもらうんじゃダメかなぁ?
ここまで読んでくださった方で、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
確かにキャッテリーなら絶対大丈夫!ブリーダーはダメ!というわけでは決してなく、真面目に活動しているブリーダーさんはいます。
引っかからないためには、知識が大切です!
ブリーダーさんの探し方のポイントと失敗しないためのNG項目
まずチェックしたい基本的なポイント
動物取扱業登録証が確認できること
保健所のWebサイトで、登録番号を入れるとチェックすることができます。
仲介サイトの場合は、チェック済みです。
引渡しが49日以降なこと
日本では生後56日以下の子猫を販売することは、2019年の6月に法律で禁止されるようになりました。
が、個人的には2ヶ月(56日)以降のところに、好感が持てるなぁ。
猫舎見学が可能なこと
育てている場所に人を招くのは、飼育している側にはメリットはあまりありません。
しかし育てている生き物を販売するのであれば話は別。どんな飼育環境で育っているのか、引渡し先に確認させることは、信頼関係を築くために大切なことです。
- 猫舎は綺麗にされているか
- 臭いはしないか
- 繁殖猫が大切にされているか
- 狭いところに閉じ込められていないか
NG1・遺伝病について記載や説明がない
独特な特徴を持っている半面、そのことによって特定の病気にかかりやすい場合があります。
そのため、遺伝病に関しては血統に注意し、遺伝子検査をする場合もあります。
NG2・取扱の猫の種類が多すぎる
スタッフを雇い、MIXの猫や流行の猫を販売する、ペットショップとほぼ変わらないブリーダーもいます。
ブリーダーは特定の猫種を育てるプロです。
スコティッシュフォールドとノルウェージャンフォレストキャットでは特性が異なり、育て方も違います。
そのため、優秀なブリーダーほど特定の猫種に情熱を注いで飼育しているものです。
みんなの子猫ブリーダー「ブリーダー直販のメリット 」より引用
ブリーディングには、繁殖学や遺伝学、獣医学や行動学などの知識に加え、経験が必要です。
NG3・親猫の情報が少ない
もちろん個々の性格もありますが、親から受けつぐ性格や特徴など、考慮できるのがブリーダーから猫を譲ってもらうメリットの一つです。
情報が全くないところはおすすめできません。
NG4・問い合わせで不信感を感じたら
問い合わせの段階で少しでも不信感を感じることがあったら、一度考え直したほうがいいでしょう。
何かあったときの相談に、乗ってくれそうもありませんね。
連絡を取る前に確認しておきたいこと
飼いたい猫種を決めたら勉強しておこう
詳しい知識を持つ人に質問するためには、自分もある程度の知識が必要です。
- なりやすい病気
- 特徴や性格
- 見た目の特徴
- お値段の相場
基本的な猫を飼う条件も確認しておこう
- 18歳or20歳以上
- 就労し安定した収入のある方
- 同居家族の同意
- 避妊去勢手術を行う
- 予防接種を行う
- 完全室内飼い
- ペット可の家
- 家族として一生飼育できる
ブリーダー選びのポイントまとめ
- 動物取扱業登録証が確認できたか
- 引渡しが49日以降か
- 猫舎見学は可能か
- 遺伝病について記載や説明があるか
- なければ質問に答えてくれるか
- 取扱の猫の種類と量
- 親猫の情報はあるか
そしてもっとも重要な、
親身になって相談に乗ってくれるか
を問い合わせや見学の時に、確認するようにしましょう。
ブリーダーさんから猫を譲ってもらう、1番のメリットを活かしたいですよね。
その他こんなことも注意しておきたい
- 引渡しの時期や手続きで不明な点はないか
- もしもの場合の保証はどうなっているのか
- 予約金や、返金の条件
わからないことは失礼のないように確認して、具体的に丁寧に教えてくれるところを探すと後悔がないと思います。
素敵なブリーダーさんと可愛い猫に、巡り合えますように。
ブリーダーさんから買うなら安心・安全!?実はそうとは言い切れないんです。